黒染めの後に明るくしたい!というときの選択肢3つ(マル秘最終手段ブリシャン)
こんばんは、青森市の美容室「アオノハ」成田です。
朝晩グッと冷えるようになり、いよいよと感じる今日この頃。
そんな中土日はお陰様でなかなかの賑わいを見せるアオノハ。今年は年末感感じるのが早い気が(でも12月の前半はまだ予約空いてるのでお早めに!)
そして年末は、だからこそ、バッチリオシャレに、美しくなりたいもの。
たとえそれが、
黒染めの後だとしても!!
前回黒染めしたけど今回明るくしたい
どうしたってあるあるです。
特に看護系の学生さんは「実習」という大事な期間があるから、必然的に黒染め(ときには黒ギリギリのトーンダウン)する必要があって、
だからといって学生期間ずっと黒髪でいたいわけじゃないからね。オシャレは大事、これも必然。
ずーっと美容師してると何度も訪れる事例だけど、振り返ってみたら看護学生さんが9割ですね。
この記事は看護学生の皆様に捧げます。
黒染め後に明るくしたいときの選択肢
1.ブリーチ
なにかと有名なあの子「ブリーチ」。
通常のカラー剤では元の髪の毛の中のメラニン色素を破壊して明るさを出せるけど、基本的にカラーをしたことで髪に入った「染料」は取り除くことができないんです。
それでもその内部の髪の毛のメラニンを破壊して、気持ち明る〜くなった感じにできることもあるけど、同時に染料も入るので結果変化しないことがほとんど。
そこで「ブリーチ」なら、染料もろとも飛ばすことができるので、「明るくする」ということならブリーチが間違いなし。
デメリットとしては、
髪の毛の状態、前回の黒染めの仕方によってはムラになったり、またはしっかり明るくなることで、その後にカラーをかぶせても褪色するとブリーチした分の明るさ近くまで明るくなること。
そしてもちろんその分の髪の毛のダメージ。
だから、「もうかなりハイトーンにしちゃいたい!」な方向け。
(それでも黒染め後のブリーチは「赤」の染料が残りやすいから、明るいアッシュグレー系は難しかったりするよ!)
程よく明るくしたい方にはリスキーかもですね。。
2.良い頃合いまで色が抜けるのを待つ
純粋に髪の毛のことを考えたらこれが一番優しいんだろうけども。
日々のシャンプーで少しずつは抜けていくから、求める明るさのカラーができるまで自然にじっくり堪える。
薬剤使わない方が髪の毛は守られる。
ただ、期間的には果てしなさが、、
抜けるの待ってる間に次の実習が迫ってくる可能性大。
オシャレしようよ!満喫しようよ!
3.秘技【ブリシャン】!
「ブリーチシャンプー」とか言われる手法。
今回のケースはこれでいきました。
シャンプーとブリーチ、オキシを絶妙な比率でミックス。
こればっかりは毛髪診断と経験値だけど、配合比率でパワーコントロールして、シャンプー台でゆっくり抜けていくのでリスクコントロールがしやすい。
ブリーチのリフトスピードは常軌を逸してるのでちょっとのイレギュラーが大惨事に繋がったりするので、リフトスピードを程よくコントロールして、「今や!!」というタイミングで流します。
その分の髪の負担はもちろんあるけど、余分に破壊しすぎないイメージ。
デメリットとしては、それでも前回までの髪の状態を見極めとかないと、例えば最初から根元につけるとそりゃ黒染めじゃない新生部の根元は元気にどんどん明るくなっちゃう。あくまでも塗布をどこまで攻めるかはシビアに判断しないと。
そしてタイミング命だから割と付きっきり。忙しい店内ではキビシイかも。
ちょっと手が離せなくて時間おきすぎたとか絶対NG。自分が見れる状態か信頼できるアシスタントへの明確な指示出し必須。
ブリシャン後に、薄めに色味をかぶせて、柔らかくトーンアップできました。
このくらい。
※これもまたベストかと言われればお客様の髪の状態、ご希望に合わせての最終手段。決して「ブリシャンどんどんしようぜ!」ではないので何卒。
それなりの髪の負担はあります。
なりたいイメージに対して必要な手法を選ぶのが大前提。
そしてトーンダウンも計画的に。
「いつ」「どのくらい明るくしたいのか」「今はどのくらい暗くすべきなのか」とのバランス。
ご利用は計画的に。
ではでは。