【あるある質問】髪のダメージでお悩みの方が「いつくらいならパーマできますか?」に対して。
今年こそは日焼けしてみせます。成田です。[adsense]
さて、久々に
「よくある質問シリーズ」ですが、今回はパーマに対して
「よくある、とまではいかないけど、確実にある質問」です。
これから夏に向けて、軽やかなパーマのスタイルも増えてくるし、オススメです。
しかし、上質なスタイルを楽しむ上で「ダメージ」は大敵です。美しい髪の毛だからこそパーマもイキイキと表現されます。
そのことは理解しやすいので、
「パーマしたいんですけど今まだ傷んでるから…今日はやめときます…」
となるんですよね。ダメージがあるからパーマを避けたいというのはもちろん悲しいことではありますが、認識としては正しいと思います。
私も毛の状態を確認して、理由、リスクを説明して「今日はやめときましょう」と伝えることもよくあります。
逆にダメージの全くないということはまず無いので、お客様の気質、スタイリング意識と、求めるスタイルに対して自分が「この位の状態まではもっていける!」と判断したら、責任を持って「GO!」を出すわけです。
でですね、こちらからにしろ、お客様ご自身で判断したにしろ、「パーマを断念」したとき、
「次くらいにはかけられますか?」
「来月くらいにはかけられるようになってますかね?」
という話になったりします。
そうなってくると私は、
「むむ?」
となります。「むむ?」です。
如何でしょうか。
おそらく
「え、なんで?」という方と
「あーそりゃそうだわ」という方といらっしゃると思います。
気難しいわけじゃ無いです。むしろ私もパーマ大好き美容師です。
この「今傷んでるけど○○位経ったらパーマ大丈夫?」
というのに対してまず率直に…
「髪の毛は時間経てば回復するものではないですよ!!」
これに尽きます。
髪の毛に自己修復機能はありません。
髪の毛は毛穴から出てきた時点で活動を終えた細胞。健康的な生活をしても、海藻をいっぱい食べても、今ある毛先のダメージは回復しないでしょう。歯も虫歯になってからいっぱい磨いたり、カルシウム摂ったりしても治るもんではないです。
加えて、
「過ごし方によってはさらにダメージ進行の可能性も…!」
です。
コレは伝えたいのは主にシャンプーについて。
世に出ているお手頃なシャンプーの多くは一回のシャンプーで髪の毛約60本分のアミノ酸(髪の毛の主成分)が流出すると言われます。実は洗浄成分でゴシゴシ擦ることは汚れも落ちますが、そういうことなんです。
なので気をつけて生活していてももしかしたら、少しずつ髪の毛の栄養分は出て行ってしまっているかもしれません。
と、いうわけなのですが、このままだと「パーマできる日は来ません」って言ってるみたいですね。
ちがいますちがいます。できます!
どうすればパーマを楽しめる状態にできるかは結構シンプルに2点。
「ハイダメージ部をカット」
できるのならカットしてしまうのが間違いないです。でもそれだと希望より短くなっちゃうというのであれば、伸ばす期間も必要になりますね。
「シャンプー、トリートメント、アウトバス等の日々のケア剤を見直す」
長い目で見ればこれが正しい判断かと。
年に数回の美容室に行く日以外は「ほぼ毎日セルフケア」
になると考えたら大事ですよね。
そして「切り込む」のか「ヘアケアは何を使うのか」は担当の美容師と相談、もしくは託すのが良いかと。
スタイルをつくる美容師はある意味髪の毛の責任者でなければと思うので。
私もお客様のヘアライフを高めていけるように励んでまいります。
久々に長くなりましたが、共有できると嬉しいです。
では。
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